私は、2021年の5月からKindle出版を細々とやってきました。
恥ずかしながら4年もあれば、迷うことや間違うこともたくさんありまして。
今日は失敗談の一つ、Kindle外注化の話をしていきたいと思います。
X(旧Twitter)でノウハウを発見
私は文章を書くのが好きだったので、最初は趣味の延長でKindleをやっていました。
でもだんだん金になることがわかってきて「自分で出せるコンテンツには限りがある。誰かに話を聞くとかしないと枯れていくな」と考えていました。
そんな折、XでKindleの外注化マニュアルが出回っていたんです。
LINE登録で無料プレゼント!みたいなよくある手法で配っていたと記憶してます。
それを読んだ瞬間、「自分で書けることがないなら他の人に格安で書いてもらえばいいんだ!」とまるで天啓を得たかのように感動していました。
愚かですね。
ノウハウ通りやってみた
そのノウハウで言われてることは簡単で、Kindleの原稿をクラウドワークスで格安外注して、自分で出版しましょうって話でした。
実際の募集文まで書いてありました。
後で調べましたが、同じような募集文で募集してる人がたくさんいたし、私が辞めたあとも定期的に現れていました。
後述しますが、ノウハウは世に出た時点で死んでます。
で、クラウドワークスで募集した話に戻りますね。
良さそうな人が2人見つかったので、それぞれ得意なテーマで書いてもらいました。
表紙作成と出版作業は私がやりました。
1冊は出版直後から全く売れませんでした。
たまーに3ページくらい読まれる感じで、全く読者の期待に応えて居ないことが分かりますね。
もう一冊は、出版した直後はまぁまぁ悪くない売れ行きでしたが、2週間もすれば全く読まれなくなりました。
当たり前ですが、適当に書かれた本は売れません。
私も嬉しくないし、なによりこの本を手にとって「Kindleってやっぱクソだな」と思ってしまった読者さんがいたら本当に申し訳ないです。
早々に反省して、この2冊は非公開にしました。
ノウハウコレクターになるな
ノウハウを解説したコンテンツに全般に言えることですが、ノウハウは公開された時点で死んでる可能性が高いです。
たとえばこんなパターンが考えられます。
- 使い古されていて競合が多すぎる、もはや儲けられないもの(体感としてこれが9.5割)
- 小銭は稼げるがリスクが高いもの
今回の外注化は、使われすぎていて競合が多すぎパターンでした。
他にも格安で書いてもらってるから原稿のクオリティが低いという別の問題もあったと思いますが、とにかくこの手のノウハウでは稼げません。
小銭は稼げるがリスクが高いものは、最近だとAI関連の副業に多いんじゃないかな?と思います。
たとえばAIで作った楽曲で儲けるというのは、著作権が危うかったりするのではないでしょうか。
このあたりの話はいけともchさんの動画がわかりやすかったので、ぜひ見てみてください。
有料ノウハウは大丈夫、ではない!
ノウハウが無料か有料かは、ノウハウの有益さとあまり関係がありません。
ノウハウの値段はおそらく売り手の目的によって変わっています。
無料で公開している人は、リスト集めが目的でしょう。
たとえばChatGPTで書いたブログで検索上位を取った方法を、LINE登録で配ってる人がいたとします。
この人は、最初のノウハウだけ教えて「続きはコンサルで!」というセールスメッセージを送ることが目的です。
ノウハウ自体が有料の人はわかりやすいですね。
お金が欲しいんです。
自分はそれで稼ぎきってそろそろ使えなくなってきたから、最後に有料コンテンツでもうひと稼ぎしたい。
もっとひどいと、どこかのノウハウをつなぎ合わせただけの二番煎じかもしれません。
人から習って効率的に進めたい気持ちは、分かります。すごく分かりまます、分かりすぎます。
でも自分の強みを考え一歩一歩試行錯誤していくことでしかうまくいかない、ということをこの記事を通してお伝えしたいと思います。