子供からの信頼は幼少期のときにしか得られない

先日ショッピングモールを歩いていたとき、ある母親の怒鳴り声が飛び込んできました。

「ポケモン好きなんて今まで一度も言ったことないじゃん!勝手に見るならママは帰るからね。一人で帰ってくるんだよ。帰ってこれなかったら警察行くんだよ」と。

この発言を聞いて、子供が楽しんでいるにもかかわらずなぜこんな厳しいことを言うのだろうと感じました。

一方子供は母親を無視して楽しそうに歩いて行ってしまいます。

その姿を見て「危なくないだろうか?」と心配になりました。

こういう母親を見るたびに「なんで子供を産んだんだろう?」と思ってしまいます。

子どもは親に望まれない限り生まれることはできない。つまり100%親のエゴで子どもは生まれてくるわけです。

なのに子供に向き合わない親が多すぎる。

ただ、この母親だけを責めるべきではないとも思いました。

もしかしたら、共働きで疲れているのかもしれませんし、その日はたまたま体調が悪かったのかもしれません。

そもそも日常の忙しさやストレスで日ごろから子供と向き合う余裕がないのかもしれません。

こうした社会的な要因が絡まり合い、子供にやさしく接することができない親は少なくないと感じます。

でもそのお母さんに言いたいのは、幼少期に親から拒絶されたり突き放された子供は、一生自信を持つことができないということです。

幼少期に親からつけられた傷は一生ものなんです。2度と取り戻すことはできません。

その1年が子供の一生をむしばみ続けます。

疲れているかもしれないけど、それは子供には関係ない事情なんです。

もっと優しくしてあげてほしいと思いました。

子どもが大人になってから「あの時はごめんね」と言っても遅いんです。

私は大人になってから母親に会うたびに謝られていますが「口ばっか」「いまさら何?」「言葉で謝ったくらいで罪悪感薄めてんじゃねーよ」と思います。

だんだん実家にも帰らず連絡も取らなくなりました。

それは親にとってとても寂しいことだと思います。

どうかショッピングモールで見かけたお母さんが、わたしの家族のようにならないことを祈るばかりです。

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