いきなり呼び出されクビ
私の職務上ミーティングがあまりないんですが、会社のカレンダーを見るとよくわからない業務ミーティングが入っている…。
緊張しながら予定時刻の10分前に会議室の近くで待っていたら、中から「どこ座ってもらおっかー」みたいな準備中の声が聞こえてきて、その声が明るかったのでまあ他の仕事の打診かなとか思ってました。
しかしいざ部屋に入ってみると社長と人事がいるではありませんか。
嫌な予感は当たるものですね。
2週間後にクビと伝えられました。
大人の意地で何とか涙はこらえましたが、もう頭は真っ白、足ガクブル。
私のほかにも整理解雇される人が3人いたので、その事実だけで何とかちっぽけな自尊心を守りました。
やっぱり私って無価値な人間なんだな
解雇を伝えられた日はもうどうやって帰ってきたかわかりません。
やってらんねーよなと思いながらぶらぶら散歩して、その後何時に帰宅して夜ごはんは何を食べたのか全く思い出せない。
よく死なずに帰宅できたなって感じ
翌日はさすがに無理で休みを取らせてもらいました。もう一日号泣。
やっぱり私ってなにをやってもダメだし、人生はクソゲーと自暴自棄に過ごしました。
樹海に行けば本当に死ねるのかググったらいのちの電話が出てきて携帯をぶん投げてしまった。
翌々日は怒りのままに労基署に向かう
でもこれまでに経験してきた辛さのおかげで(?)立ち直りも意外と早くて。
一日泣いた後は怒りに満ち満ちてました。
何で私が解雇されなきゃいけないの?これは不当解雇なのでは?
ていうか解雇の理由として業績不振とAIによる業務効率化とか宣ってたけど、業績不振は5年前からだしAI導入は少なくとも方針としては決まってたよね??
なのに半年前に私を採用したのはどうゆう理由なの?ねえ。
人生初の「怒髪天を衝く」を体感して、辞めるにしても最大限会社に嫌がらせしてから辞めてやろうと思いました。
手出しが発生しようと裁判してやるぞ。
屈辱の退職合意書を握りしめて労基署に向かいました。
労基法上は適法(絶望)
労基署の相談員さんに書類を見せつつあれこれと説明したところ、即日解雇でも30日分のお金を払っていれば労基法上は適法で文句は言えないとのことでした。
確かに書類には退職慰労金なるものが書かれていて、その額は私の1か月分のお給料に多少の色(4万くらい)がついたものでした。
一言目からもう絶望。
労基では争えないから民事に持ち込む
会社は労基法上は適法である条件を提示しているので、もし争うなら民事裁判で精神的苦痛などを争うことになります。
なりますが、やはり裁判はお金も時間もかかるしもらえる退職慰労金がマイナスになる可能性の方が高い。
それでも私は嫌がらせするために裁判してやろう!と思ってましたが、業績不振による解雇は違法性も怪しいということで完全に断念しました。
雇用の維持を模索
即日解雇とはいえ、会社は従業員を解雇するときには別の仕事を模索しなければならないらしく。(雇用維持の措置とかいうんだっけ)
労基署の人曰く、自社内の異動もあれば他社に異動することもあるらしいです。
(いらない人を取引先に押し付けることもあるんだよという話をされてへええ!と感心していましたが、暗に私がいらない人と言われていたんでしょうか…。)
確かに解雇の説明のときにも営業の部署はどうかという話がありました。
ただ今の私の職務からはかけ離れていたし、聞いただけできつい仕事であることは想像できました。
説明を聞きながら「この部署には異動したくない、異動するくらいなら辞める」と言わせたいんだろうと思ったので、「文章を書く仕事はありませんか?」と打診。
そういった仕事をしている部署を知っていましたし、なんなら私から上司に「そっちの仕事も手伝いたい」と相談しようと思っていたので。
すると社長は「その部署もAIによる効率化で半年前に整理解雇があった」と言っていて…。
会社自体が傾いてるかも
先ほどの雇用維持のやり取りを労基署の人に伝えたら「あー…もう会社自体が傾いてるのかもね」と。
解雇のショックと怒りでそこまで頭が回っていなかったんですが、確かにそうなんでしょう。
さらに労基署曰く「もし異動したとしても、あなたはアルバイトだからもともと有期契約だと思うんですね。だから契約期間が来たら退職金とかもなしにクビになってしまうかも。時間が短い人から切っていくんです、会社が苦しいからね」と。
だったらやりたくない仕事をしてまでこの会社にしがみついていても、結末は同じかもしれないと思いました。
破産もあり得るし、最悪の場合破産もできない
会社自体が傾いている話から、もし会社が破産した場合の話をされました。
その場合は破産管財人なる人たちが会社の財産を整理して、我々従業員に未払い給料を払ってくれるそうです。
でも実際の支払いには半年とか1年かかるのが普通。とても生活が苦しいですね。
しかし破産してくれればまだマシで、もし社長が逃げちゃったら破産もできない。
となれば破産管財人から未払い給料を払ってもらうこともできない。
というよう話を聞くうちに、今(会社が退職慰労金を払えるうちに)辞めておくのは賢いかもと思えてきました。
裁判を起こさなくても会社に嫌がらせはできる
さらに私の心を軽くしたのは、労基署の方の「整理解雇ってのは社長としては恥ずかしいことなんです。で、辞めさせた人が次の会社に面接に行くときに解雇されましたとか言うでしょ。そうなるとね、会社の評判はどんどん落ちますよ」の言葉でした。
絶対言いふらしてやんぞ…と心に決めました。が!注意点もあるから次の項目のぜひ読んで。
次の面接で整理解雇と伝えるかどうか
ただし!会社に解雇されたと面接で言うことは必ずしも労働者のプラスにならないことも教えてもらいました。
やっぱりみんな自分のせいではない、会社のせいでクビになったと言いたいんです。もちろん私も言いたい。
でも会社が傾いていても重要な人は辞めさせないので、次の面接を受けるときに会社都合の退職と伝えることが必ずしもいいこととは限りません。
労基署の人は以前会社の人事をやっていたそうなんですが「やっぱり一番いいのは自分で辞めました。ただ短期離職繰り返してたらダメだけどね」「『この会社にずっと居たかったけど整理解雇されちゃった』はかわいそうってなる。自分で辞めたの次にいいんじゃないかな」と言っていました。
(私は前の会社も半年でやめてしまっているので、整理解雇されちゃったの泣き落とし作戦で行こうと思います。)
「でも私は本当に自分の話するのが苦手で、面接も本当に嫌なんです。人の話を聞いてる方が得意なタイプなんですよね…」とぼそっと言ったら「面接でそのままいえばいいんですよ。世の中聞く耳持たない人の方が多いでしょ。人の話を聞けるってのはあなたのいところだからそれをアピールして」と励まされて号泣。
会社への復讐を誓っていた時は怒りで我慢できていたんですが、優しくされると泣いちゃいますね。直したい。
労基署の評価低すぎ
今回初めて労基署に行ってきたので場所を調べるためにGoogle map開くじゃないですか。
そしたらどこもかしこも評価が1.4とかで、ビビりました。
しかも口コミを読むとふざけて☆1をつけてるとかでもなさそう。
解雇になって落ち込んでる上に労基署に相談行くだけで嫌な思いするのか…もう相談もやめて会社の言う通りサインしてしまおうかなとか思ったんですが、会社を許せない気持ちが勝ったので行きました。
結果的に私は退職することに納得できたし行く前よりもポジティブな気持ちになれました。いろんなアドバイスももらえたし。
まあどこでも当たりの相談員、ハズレの相談員がいるとは思いますが、この記事を読んだ人は勇気をもって相談に行ってほしいなと思います。
やっぱり怖くて労基署に行けない人も、この記事を読んで参考になることだけでも吸収してもらえれば!
番外編 小噺集
番外編ではおまけの小話をまとめました。
なんとなく読んで、あわよくば笑っていただければ。
てかこんな悲惨な目に遭ったんだから、誰かに笑ってもらわないとやってられない。
番外編1 まだ求人出てる
今回私が整理解雇された職ですが、驚いたことに求人が出ていました。勤務時間が違うからなんですかね?
ともかく会社が傾いたまま求人を出していて、お金はないのに業務をさばききれないという最悪な状況なんだと思います。
ほんっっっっっっっっっっっっとうに腹立つ。
番外編2 AIの言いなりになって恥かいた
労基署に相談に行く前に手軽にGeminiに相談していたところ、「裁判で戦うためにも退職証明書を請求しましょう!AI化による解雇は解雇理由としては弱いですし、退職合意書の提出期限を決めているのは会社が焦っている証拠です。労基法上会社は断れませんし、あなたから退職証明書を求められた担当者は今頃頭を悩ませているでしょう」みたいなことを快活に語ってくれました。
単純な私は「会社の嫌がることならやってやろう!」と意気揚々と退職証明書を請求してから労基署に行きました。
私「今退職証明書を請求してて…」
労「!? それを請求するということは退職を受け入れるということですよ」
私「え!じゃあ異動の交渉はもうできないってことですか」
労「いや…その話し合いが終わるまでは退職合意書にサインできません。提出期限も延ばしてくださいと交渉するしかないですね…」
と大恥をかいたので、安易にAIのいう通りに行動しないように。
Geminiは悪くない。私の復讐心を感じ取ってそういうことを出力してくれたんでしょう。問題は使う側の人間です。


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