出版社で編集者兼ライターとして5年働いた方にお話を伺う機会がありましたので、シェアしていきます。
ブックライターを目指している人や、編集者の仕事が気になる方は読んでみてください!
ブックライターの仕事で多いのは企業出版
商業出版は著者に書いてもらうことが多いので、ライターさんに発注するのは企業出版(企業が行う自費出版)が主になります。
ただ企業出版でも売れるかわからない場合は、経営者さんに書き下ろしてもらって制作費用を削減します。
企業出版の楽しさ
商業出版はある程度売れやすいテーマが決まっていますが、企業出版は本当にいろいろなテーマを扱います。
会計の本を作った後に再生医療といった感じで、新しいことを勉強するのが好きな人は仕事を楽しめるでしょう。
正社員とフリーのライターどっちがいい?
経験を積むなら社員がおすすめ。
一冊も本を書いた経験がない人にブックライティングは頼みづらいので、社員になって一冊書き上げる経験をするのはいいと思います。
またフリーでやっていると、あまりフィードバックをもらう機会がありません。
社員ならある程度育ててもらえる環境がありますし、フリーになった後のコネクションも作れます。
社員になるメリットは、編集室に入れることも大きいですね。
発注者である編集者の「あのライターさんはここが苦手だよね」といった会話が聞けるので、受注の際に気を付けるポイントが自然と意識できるようになります。
余談ですが、編集者は個人事業主のイメージに近いみたいです。
1人の編集者が一冊の本を仕上げるスタイルが主流で、チームよりは個人で動くことが多いそう。
上流工程から携わりたいなら営業もあり
社員とフリーランスの違いで言うと、上流工程から携われるかどうかという違いもあります。
業務委託でフリーの方に頼むのであればあいまいな指示もできませんしその方の実力も不明瞭なので、具体的な作業(下流工程)をお願いすることが多いです。
業務委託でも何度も取引しているライターさんであれば企画の段階からまるっとお任せするケースもあるかもしれませんが、少ないように思います。
つまり本を作る企画は、基本的に社員が担当します。
その企画は編集者が経てていることもありますが、企業出版の場合は営業が行っていることも。
営業が企業に「こんな本作りませんか」と商談をして受注になるので、提案の段階が大元の企画となります。
本づくりに関わりたいなら出版社?編プロ?
編プロとは編集プロダクションの略で、出版社の制作を代行する会社です。
代行するだけなので、編プロの名前は表に出てきません。
例えばA出版社がB編プロに代行を依頼したとします。
すると実際に本を作るのはB編プロですが、出版されるのはA出版社からということになります。
編プロのライターになっても本づくりに関われますが、やはり下請けになるほど労働条件が厳しくなりがちです。
本を作りたいなら、発注元である出版社がおすすめです。
本の著者になれるのはどんな人?
ブログやnote、YouTubeで自分のコンテンツを発信している人が本を出すことがあります。
ではどんな人が著者になれるのでしょうか?
- 内容が面白く、企画として成立しそうなこと
- 一冊書けるだけの分量がありそうなこと
この2つは最低条件です。
発信の内容がビジネスジャンルで、話し方や文章、コミュニケーションなど売れ筋のテーマでありながらその人にしかない魅力があると声がかかりやすいでしょう。
また、編集者は企画会議で売れることを説明しなければならないので、インフルエンサーは有利です。
ユーチューバーなら登録者2~3万人あたりから目星をつけられると思います。