帰化申請に必要な書類の取得場所・金額・所要時間すべて教えます!

今回自分で帰化申請手続きをやってみたので、その工程をすべて公開しようと思います。

以下のような属性の人の役に立てると思います。

  • 在日韓国人
  • 日本人と結婚してから帰化予定
  • 確定申告をしている

日本人と結婚しているかしていないか、確定申告をしているかしていないかで必要な書類が変わってきます。

また同じ属性の人でも状況によって必要な書類は変わってきますので、あくまで個人の経験談として参考にしてください!

目次

帰化の大まかな流れ

まずは法務局に電話して、初回相談の予約を取りましょう。

コロナ禍は本国から書類が取れないこともあったようで、コロナが明けた今とても混んでいるようです。

初回相談が3か月待ちみたいですね…。

基本3回法務局に行くみたいなんですが、私は1回目で2回目に行う書類説明もやってもらいました。

なので私は2回で済みました。

税務署

取得書類所得税の納税証明書(その1・その2)
所要時間20分
費用1,480円

こちらは窓口で言えばすぐに発行してもらえました!

この書類は確定申告をしている人が取得しなければならない書類です。

確定申告をしていると「所得税の納税証明書(その1・その2)」のほかに「所得税の確定申告控え」が必要ですがこちらは確定申告の際にもらっているそうです。

私は家で発掘しました。

なくした場合は税務署から開示請求を行うようです。

自分が住んでいる地区の市役所

取得書類夫の戸籍謄本・住民票の写し
所要時間40分
費用750円

まずは身分関係の書類を取得しました。

夫の戸籍取得では本籍地と筆頭者の情報が必要になります。必ず聞いてから行きましょう。

住民票の写しは、結婚してから転居があったかどうかが確認されます。

結婚後に引っ越している場合は除住民票が必要になることもあるみたいです。

取得書類都道府県・市区町民税の課税証明書又は非課税証明書
都道府県・市区町民税の納税証明書又は非課税証明書
所要時間10分
費用1,200円(1通300円)

次に税金関係の書類です。

2種類の証明書は、自分と夫の分が必要になります。

ただ同一世帯であれば、自分だけで夫の分も取得することができます!

1日あれば税務署と市役所で取得する書類は揃えられると思います。

韓国大使館

取得書類基本証明書
家族関係証明書
婚姻関係証明書
入養関係証明書
親養子入養関係証明書
除籍謄本
所要時間60分
費用1,430円(1通130円×11枚)

韓国大使館は東京だと書類を即日発行してくれるので便利です。ただしめちゃくちゃつっけんどんな職員にあたる場合もあります…。

本籍地を調べてから行こう!

韓国の本籍地がわからないと手続きができませんので、必ず調べてから行きましょう。

自分/父親/母親の本籍地が必要です。

除籍謄本

私がすっかり勘違いしていた除籍謄本について書いておきますね。

韓国では2008年に戸籍制度が変わりまして、過去から2008年までの戸籍を「除籍謄本」と言います。

ちなみに除籍謄本には以下の情報がすべて書かれています。戸籍情報”全部乗せセット”だったわけですね。

  • 基本証明書
  • 家族関係証明書
  • 婚姻関係証明書
  • 入養関係証明書
  • 親養子入養関係証明書

2008年以降は除籍謄本がなくなり、上記の5つに分かれました。

つまり全部乗せからトッピング制度に変わったわけです。

除籍謄本って結婚して除籍した戸籍のことだと思っていたんですけど、全然違いましたね笑

翻訳

大使館では翻訳はしてもらえないので、自分で翻訳するか翻訳サービスを探すことになります。

婚姻届けのときは自力でやりましたが、帰化はさすがに自動翻訳ではだめだろう…ということでプロにお願いしました。

こちらにお願いした理由は以下の3点です。

  • 料金が明瞭
  • 安い
  • Googleマップの評価がよかった

翻訳は1ページ1000円~2000円という料金システムのところが多かったのですが、こちらでは量が少ない2ページ目は無料と書いており費用が抑えられると思いました。

なので2ページあっても1部1000円ほどで翻訳してくれます。かなりお得だと思います。

見積もりから依頼するまでのやり取りもスムーズでレスポンスも早かったので、即決でお願いしました。

私の場合は、32,000円ほどで翻訳をお願いすることができました。

翻訳とはちょっと関係ないのですが、こちらのページはかなり参考になりました。

帰化に不安な点がある方は読んでみてください。

会社

取得書類在勤及び給与証明書
給与明細書
源泉徴収票

在勤及び給与証明書の書類には「代表者氏名」とあるので、「代表印まで必要なの!?」とビビりましたがそんなことありませんでした。

法務局に問い合わせたところ「会社が発行したことがわかればいい」とのことでしたので、社長まで引っ張ってこなくていいみたいです。

こちらも夫と自分の分が必要です。

自宅

取得書類ねんきん定期便の写し
現自宅と勤務先の略図
特別永住者証明書カードの写し
保険者証の写し
自分の写真

ねんきん定期便の写し

「ねんきん定期便」をなくした場合は、マイナポータルのねんきんネットのスクショを印刷したものでもいいみたいです。

もしくは「被保険者記録照会回答票」を年金事務所で取得します。

私は「被保険者記録照会回答票」をマイナポータルから出力しました。マイナンバーカードを持っていてマイナポータルにログインできる人はこれが一番簡単だと思います。

納税者の名前と未納があるかないかという点が確認できればいいみたいです。

現自宅と勤務先の略図

地図が書けない場合は、グーグルマップを印刷したものを貼ってもいいみたいです。

最寄り駅と自宅・勤務先が写っていればok!

特別永住者証明書カード・保険者証の写し

裏表をコピーします。

実家

取得書類申述書

まずは実家にいき母に申述書を書いてもらいました。こちらはすぐ書けましたし、タダです。

取得書類最終学校の卒業証明書

押入れの奥から大学の卒業証書を引っ張り出しました。

こちらもタダですね。

取得書類出生届書の記載事項証明書
婚姻届書の記載事項証明書
所要時間40分
費用700円(1通350円)

次に実家近くの市役所へ記載事項証明書をもらいに行きました。

注意点なのですが、役所には親と一緒に行くのがいいです。

結婚して住所も違うと親子関係を証明するのが難しいので、一緒に行くか委任状をもらっていく必要があります。

印刷

書類をそろえたらすべてコピーを取ります。

すごくびっくりしたんですけど、コピー取るだけで1時間半もかかりました。まじで!?

コピーはすべてで137枚で700円くらいでした。

これ以外にも印刷代がちょこちょこかかって、全部で980円くらいかかりましたね。

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