概要
ひとりビジネスをいかにはじめるかについて書かれています。
テーマ決めから集客、商品作り、自動化まで網羅されており至れり尽くせりの内容です。
ただ網羅されているがゆえに一つ一つは薄いと感じるかもしれません。
ビジネスはテーマ決めが一番大変なので、本書でビジネスの全体像をつかんでからテーマ決めの専門書を読むのがおススメです。
目次
第1章 「ひとりビジネス」でがっちり儲ける
第2章 テーマ編 成功の秘訣は「コンセプト」にあり!
第3章 コンテンツ編 オリジナルにこだわりすぎない!
第4章 インターネット編 「自分メディア」で情報発信せよ!
第5章 集客・販売編 ネットとリアルの二刀流で売る!
第6章 広告・運用編 儲かり続ける「お金」の仕組み
第7章 コミュニティ編 小さなチームで、人生の支えをつくる!
第8章 未来編 常に「Why」を問い続ける
商品にオリジナルは必要ない
起業と言えば自分ならではの商品を作らなければ!と意気込んでしまいますが、そんなことはありません。
人の商品を自分で売ってもいいのです。
大切なのは、人の役に立てる商品であるかどうか。役に立つなら、他人の商品を仕入れて売ってもかまいません。p74-75
またその商品にしかないオリジナリティを作り上げる必要もありません。
Aさんは独創的な手法を編み出したわけではありません。同じような手法で稼いでいる人はたくさんいます。p81
本書では本の要約メルマガを配信して稼いでいるAさんの例が挙げられていましたが、同じようなサービスはたくさんあります。
リアルとネットの二刀流で売っていく
「リアル」とは、おうちサロン、セミナー会場、懇親会、勉強会などの場所のこと。1対1の対面で売る方法もあります。 (中略)ここで重要なのは、どちらか一方にかたよらないようにすること。「インターネット」と「リアル」のチャネルを両立させたほうが、売り上げが安定します。p91
私の副業はブログからスタートしました。そのためリアルで売る発想がありませんでした。
この本はすでにビジネスを始めている人の視点も広げてくれます。
ブロガーも参考にしたいASP
「ひとりビジネス」を始めるなら、独自ドメインの取得を強くオススメします。p126
ASPにもさまざまな種類があります。「アマゾンアソシエイト」や、「楽天アフィリエイト」「グーグル・アドセンス」などが有名ですが、オススメは、「エーハチネット(A8.net)」。ASPの先駆者であり、日本最大級の広告主や案件数です。その他、「アフィビー(afb)」や「フェルマ(felmat)」なども、定評があります。p140
私もブロガー歴は長いほうだと思いますが、アフィビーやフェルマは知りませんでした。
またASPに自分の商品を登録して、人に宣伝してもらう方法も書かれていました。
この発想はなかったので、勉強になりました。
最も悩ましい集客の問題を解消
「集められなかったらどうしよう?」
などとクヨクヨ悩まずに、「お客さんは必ず集まる」と考えてみましょう。
大事なのは、発想の転換。「集める」ではなく「集まる」です。p172
私もブログのpvが全然伸びない…ライターの案件が取れない…と悩みまくりでした。
集客の問題を解決するのは「紹介」と「口コミ」です。
「集客=口コミが発生するシステムを作ること」と考えるようにしてください。p174
おススメしたい人
ひとりビジネスの概要を知りたい人
情報発信するのに必要なアプリやプラットフォームなど具体的に知りたい人
広告に対して拒否反応がある人
筆者自身も広告には抵抗があったと言っていましたが、広告は打てば打つほど売り上げは伸びる!とポジティブに語られています。
わたしも同じように広告はちょっとな…と思っていたのですが、イメージが変わりました。
ただし、一人だけでビジネスをやろうとしている人にはおすすめしません。
本書はひとりビジネスというタイトルですが、一人でやることは推奨されていないからです。
例えば紹介やコラボ商品など相手がいないとできない手法もたくさん紹介されています。一人でやっていきたい人は起業よりもスキルを売っていくフリーランスがおすすめです。