地面師
不動産の持ち主に成り代わって勝手に土地を売買するプロの詐欺集団の話です。
ちょっとハマるの遅すぎた、面白すぎ。もっと早く見ればよかった。
いやぁ当時はNetflix限定コンテンツを見るために月額1500円を払うのが勿体ないと思ってたんです。
全然そんなこと無かった。地面師見るだけでも元取れたと思ってる。
では以下におすすめ理由を書いていきます。
細部のリアリティが素晴らしい
地面師なんて会ったこともないし不動産会社に務めたこともない素人なんですけど「本当にこういうことあるかも」と思わせるリアリティがありました。
不動産会社の内部のやり取り、警察の捜査、地面師達の奮闘。それらが目まぐるしく展開されて一気見でした。
構成が素晴らしい
さっきの話とも被るんですが、視聴者はいわゆる神視点で全ての場所でのやり取りを同時並行に見ることができます。
だからこそ味わえるスリルがたまらんのです。
あとNetflixのオリジナルコンテンツはみんなそうなのか?分からないんですが、8エピソードで終わるのもいいなと思いました。
これから見ようとするコンテンツが50話とかあったらちょっと躊躇しちゃうんですけど、10話もないならサクッと見れてしまう。
長編ドラマの美味しいところが、ぎゅっと8話に凝縮されてよろしい。
1つ目の物件で地面師の動き方や役割が明確にされ、そこから同じような話が続くのかと思いきやいきなり本丸の物件に切り込みクライマックスまで持っていく。
その疾走感のある脚本が視聴者を飽きさせずに一気見させるのだと思います。
今の時代に合ったコンテンツの作り方だなと思いました。
好きなキャラがいない
ちょっとネガキャン。
これはねー8話で完結させようとするともう仕方ないんだけど、やっぱりキャラの深堀パートが少ないんだよね。
過去が明かされるのは主人公くらいで、あとはなんで地面師になったのかとか全然分からないまま終わっちゃう。
私は長編小説が好きなので、それぞれの過去が絡み合って最後のクライマックスを迎えるという胸熱な展開が好きなんですけど…。
キャラに感情移入出来ないから、登場人物たちは物語を展開させる舞台装置って感じがしてしまいますね。
でも好きなキャラが居なくても作品を好きになったのは初めてなので、それはそれで新鮮な発見と言えるかもしれません。
サンクチュアリ
不良が相撲の世界に入り切磋琢磨する話です。
これだけ聞くとジャンプっぽいスポコン青春ストーリーかと思いきや、いじめあり、八百長あり、汚い金あり、毒親あり、セックスありのドロドロです。
※濡場はありませんが、だからこそ気持ち悪さが際立つ。
相撲を見たくなる
相撲なんかぜんっぜん興味なかったのに、実際に見てみたい気持ちになったのは凄かった。
角界なんて古臭いし相撲はむさ苦しい。
そう思ってたんですけど、私も沸き立つ相撲を見て座布団を投げてみたい!!
職業小説のような面白さ
これは地面師にも言えることなんですけど、全然知らない世界を見る面白さがサンクチュアリにもあります。
たとえば稽古の後に土俵の中央に砂を集めて円錐型に固めたあと棒を刺すのをみて「そういうしきたりがあるんだ、何のためにやってんだろう」と興味が湧いたり、「横綱は億もらえる」というセリフに夢見たり。
地面師も見たことない不動産取引の現場を知れる面白さがありました。
まぁフィクションなので全部が本当ではないと思いますけど、調べるきっかけをくれる作品作りが素晴らしい。
痛快
どの世界にも嫌な奴はいて、ほんっとうに腹立つやつが出てくるんですけど。
主人公が一杯食わせるシーンが本当に痛快で、巻き戻して見てしまいました。
スカッとするし笑える。エピソード4です、押し出さずに引き戻すところが最高!
ぜひ見てほしい。
完結はしてない
ただねー…サンクチュアリは完結してないし、いいところで終わっちゃうんですよ!
「え!どうなるの!」で終わってしまうので、完結作品が好きな人にはおすすめしない。
ストレンジャーシングス
ハイパー面白い
シーズン5まである長編ドラマなんですが、全く長く感じない。
時間さえあれば一気見しただろう作品です。
あらすじは、現実世界と隣合わせにある裏側の世界に化け物が潜んでいて現実世界の人間が取り込まれて殺されていく話です。
こう書くとつまんなそうなんですが、恐らく違法な実験を繰り返しているであろう研究所とそこから逃げてきた超能力者の少女、主人公の家族たち、警察などなど色んな人が巻き込まれていく様子に引き込まれていきます。
日常に潜む不穏な違和感の描写が緻密で、冷蔵庫に貼ってある磁石の磁力が突然なくなってボブの絵が落ちるシーンは個人的にすごく好き!
基本はホラーサスペンスに分類される作品ですが、恋愛あり、伏線あり、笑いありの全部詰めって感じで飽きずに見れる。
どんな作品でも伏線に気がつけると楽しくなってくる。
よくあるアメリカンホラーとはちょっと違う
全体的な雰囲気はよくある洋物ホラー。
ただ一般的な洋物ホラーと比べるとびっくりさせる系の仕掛けが少ない点がいいですね。アレは心臓に悪いからね…。
驚かすよりもサスペンスとか考察で引きつける作品で、登場人物が死んだのか明らかにしないまま次の話へ突入するみたいな仕掛けが多め。
あえて不満点をあげるなら
まず化け物が近づいてくると電気が着いたり消えたりを繰り返すという演出があります。
これは見てて疲れる…。ので音声だけ聞いてやり過ごしてました。
2点目は、アメリカ人特有の感情的なやりとりにイライラする。
どうしてアメリカ人って人が喋っているのに構わず自分の話を感情的に大声で続けるんですかね…。
まぁここはだいぶ個人的な好みが入っているので、気にならない人は気にならないかな?
トークサバイバー
芸人さん達がトークをしてつまらない人から脱落していく番組です。
でも連続でトークする訳ではなく、ドラマパートの展開によってトークテーマが出されるので、ドラマ→トーク→ドラマという感じで進んでいきます。
Netflixだからかドラマパートが本格的で結構引き込まれる。
でもトークパートは面白さ全開で、いい意味で肩の力を抜いて見れる番組です。
ストレンジャーシングスみたいにどっぷり世界観に浸かれる作品は満足感は高いんですけど連続だと疲れちゃう…。
小休止というと失礼なんですが、トークサバイバーはいい意味でNetflixのバラエティ枠に収まってくれています。
出されるトークテーマもあるあるな失敗談だけでなく、言われて嬉しかったことなど面白く話すのが難しいテーマもあり芸人さんの力量が出る構成ですき。
個人的にイマイチだった作品
1~2話で挫折した話も紹介しておきます。
あくまで私の感想です。
イカゲーム
賞金をかけたデスゲームです。
そういった日本のデスゲームとの違いは、一旦ゲームが始まっても過半数の参加者の同意があれば帰宅することができるという点です。
物語の都合上必要な設定なのかもしれませんが、「1度始まったら戻れない一貫性」がないと面白さが半減してしまう感じがしました。
イクサガミ
完全にカイジ、時代が明治になっただけ。
賞金をかけたデスゲーム(武士バージョン)です。
後の展開は違うのかもしれないけど、1話目でカイジと同じだなって思った時点で見続けることは出来ませんでした。


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